特殊鋼とは？
私たちの日常生活や日本のモノづくりを支える、
実はとても身近な素材。それが特殊鋼です。
普通の鉄とは
どう違うの？
特殊鋼とはその名の通り「特殊」な「鋼」！
私たちは、普段から多くの鉄鋼製品に囲まれて暮らしています。
鉄鋼は、含まれる成分によって「普通鋼」と「特殊鋼」に分けられます。
普通の鉄（普通鋼）とは違い、必要に応じた特性を与えられた
「特殊」な「鋼」、それが特殊鋼です。
特殊鋼の
特性とは？
強い
外からの力に対して強いという特性があります。材料の強度を高めることで、自動車部品の小型軽量化や長寿命化に役立っています。
加工し
やすい
硬くて強い特殊鋼ですが、切削加工に適した優しい材料もつくれます。小さなものから大きなものまで、精密加工に向いています。
硬い
金属を加工・成形するために使われます。摩耗や変形しにくく、金属やプラスチックを成型する金型にも使用されます。
熱に
強い
高温で変形しやすいという弱点を克服し、自動車や航空機のエンジン部分、工場や発電所など、高温の環境で活躍します。
特殊鋼は、必要に応じて様々な特性を持っている！
製造過程で炭素、シリコン、マンガン、リン、硫黄の５元素を高度に管理したり、
別の元素を加えたりして、必要に応じた特性をつくり出します。
いろいろな場面で
活躍する特殊鋼
硬くて強い特殊鋼が、
産業の発展を
支えています。
パソコンなど
精密機器に
使われています。
ものをつくるための
工具類などに
使われます。
生産された特殊鋼の
6割が自動車部品に
使われます。
リサイクルで
生まれ変わる特殊鋼
工業製品としての役目が終われば、また新たな製品の原料に。
鉄は社会の中でリサイクルし続けられる資源です。
その輪の中から特殊鋼は生まれています。
人々の暮らしや産業に、
欠かすことができない特殊鋼。
私たちは、特殊鋼の
プロフェッショナル集団です！